編(アム)

オーストラリアでソーシャルワーカーになった中年の話

そろそろ仕事も慣れてきた

やっとオーストラリアの仕事を始めて3か月経ちました!長かったな~「今の職場で働いていればどこにでも転職できる」というのを心の支えに、ただただ時間が経ってくれるのを待つ日々。

 

別に毎日子どもに暴力を振るわれるわけじゃないし(←実習をしていた学生時代にあった。爆)、毎日誰かに罵られるわけじゃないので、ていうか暴力振るわれても罵られても「今日も保護下にある子どもが死ななかった!バンザイ!」精神でのんびりやればいいのですが、色んな方面の色んな人の色んなエネルギーにさらされ疲れ削がれている感はあります。あと単純にタスクが多い。

 

上司との面談で意図的に泣いてケースロード(案件数)を少なく保つことに成功しノビノビやっているチームマイト(メイト)にイライラしながら、何とか私もラッキーなことに安定した案件数と質を保っているので、6月末以降も契約が延びるといいな。ていうか私のクビが切られるくらいならそのマイトが先やろ、という安心感ww なかなか無期雇用になる機会は回ってこず、「この人失ったら勤務先にとって大損失やな」っていう感じの優秀な人ですら数か月ずつの延長に延長を重ねているそうなので、私のターンはまだまだ来ないと見込んでいます。ていうか無期雇用にならんでえっかwとも思います。

 

私の勤務先のチーム編成と流れとしては、インテイク(最初のアセスメントをして子どもの安全に関してさらなる調査が必要かどうか検討する、電話・メール対応のコールセンター的職場)→調査評価(インテイクで調査が必要と判断された案件に対し、情報収集してアウトカムを出す。アウトカムは子どもを親から引き離すか、条件付きで親元に残すか、何もなかった・何も起こらないだろうから放っておくか等がある)→継続介入(親から引き離された子どもの親代わりに親・里親・施設などと連携するチームと、条件付きで親元に残った子ども達について親と子どもと協働するチーム)、とこの流れをスムーズにする色んな機能、という感じです。

 

私は調査評価チームで実習をしていたのですが、このチームは一番タフで人気があるチームという評判でした。タフなのは子どもを親元から引き離すことがあるから、そして人気がある理由は子どもや家族との関わりが短期であること、調査に当たりいつも2人で組んで移動するので1人で責任を負うという重荷がない、など。私はチームの人たちがやかましくいつもジョークを言ってガハガハ笑っているところが好きでしたが、今、継続介入チームに就職して、継続介入チームで別にいいかな~と思っています。ちなみに継続介入チームが好きな人はほぼいない。笑 チームメイトも結構ピリピリしたしっかり者タイプがいて、ため息がよく聞かれます。テンション下げ~

 

継続介入チームのいいところは、ケースマネジメントというザ・ソーシャルワークな業務の経験を積めること。どこの組織に行ってもケースマネジメントスキルは重宝されるし、私が最終的に一緒に働きたいと思っている移民・難民・庇護申請者とのソーシャルワークはケースマネジメントが活かされるはずです。私は別分野でのプロジェクトマネジメントの経験があるので、タスクをリスト化しサクサク進めることは得意です。その中でクライエントとなる子ども、家族、里親などと、いかにセラピューティック(therapeutic)な関係づくりとアドボカシーを実現できるかというところが今後の課題だと考えています。

 

転職をするのであれば、転職希望先が2年間の経験を求めているので、今の職場・チームで2年頑張るかぁ~という感じ。もしそれが上手くいかなければ、今の職場内の「流れをスムーズにする色んな機能」チームに異動させてもらって、同じ給与スタンダードでもう少し落ち着いた働き方をしてもいいかもしれません(センター勤務の人はそうした本部機能を「つまらん!ろくでもない奴が勤務するところや!」と見下している感がありますが…実際私と一緒に実習をしていた他大学の学生はあまりいい人間関係が築けず、センター勤務を希望していたのに本部の方に就職しました←ゴシップ)。

 

また、永住権が取れればソーシャルワークをしなくてもいいので、私が元々日本でしていた仕事をオーストラリアで見つけて、給与アップ!海外出張あり!ポジティブな仕事内容!という夢みたいな生活もありかも?こっちの国際協力団体知らないのでご存じの方教えて下さいー。

 

永住権ですが、今、Australian Association of Social Workersのスキルアセスメントの結果待ちです。このアセスメントをもってExpression of Interestを提出し、政府からの招待を待ち、招待されたら警察証明などを出し、、、という長い道のりです。しかし申請に150万円くらいかかるらしく!!貯金ゼロに近い私はアワアワ。あんまり急いで進まなくてもいっか、という感じ。でもIELTSの期限が切れたら二度と同じスコアを取れないので、そこだけ気を付ける、、、

K’Gariに行って来た

今週水曜日に大学院卒業式があったので、それに合わせて夫が日本から遊びに来ていました。仕事を休みまくって遠出しよ〜ということで、K'Gariに行って来ました。

 

K'Gariは元フレーザー島と呼ばれた世界最大の砂の島で、フレーザーという入植者に基づいて名付けられていたところを、First NationsのButchulla peopleが彼らの言語名に戻すための運動を展開してK'Gari(パラダイス)という名を勝ち取ったという逸話があります。でも「K'Gariに行くで」と言ってもなかなか通じず、「元フレーザー島ね…」と言い直すところまでがセット。ガイドさんによるとフレーザーさん達、かなりButchullaの方々に不義理をいたしたみたいです。

 

まず大陸から島に行くためのフェリー乗り場が私の住むサンシャインコーストから3時間ほどの道のりで、ボロボロの愛車でそんなに運転して大丈夫??という不安がありましたが、いくつかの事件を経て無事にKingfisher Bay Resortまで辿り着きました。

 

ボンレスハム状態のサンダル焼け

 

このリゾート内だけでも複数の飲食店やプール、ツアーなどがあるようなので、子連れの方でのんびりしたい方にピッタリかも。

 

私は島の全ての名所を周りたく、4WDでないと移動できないとのことだったので、宿も移動も全部ついているパッケージにしました。

 

このバスは島内で最も大きく、「大きい車に道を譲れ」という交通ルールがあることから、ビュンビュンと他の車を抜かしながらかっ飛ばして進んでいました。ガイドさんが他の観光客の車をバカにする発言連発で、前世ランクルに轢かれたんか?って疑うほどでした

 

天気は微妙でしたが、暑いよりマシか〜という感じでした。

 

Boorangoora(Lake Mckenzie):知恵の湖。Butchullaの方々が集まってそれぞれの村の情報交換などをしていたそうです。透明度が高くめっちゃきれいなはずですが曇りで美しさ半減。途中で雨が降ってきたので読書もできず残念

 

Lake Wabby。森をハイキングしてから突然砂丘のふもとに現れる湖です。ここも到着した瞬間に雨が始まりテンション⤵

 

この日の夜はK'Gari Beach Resortに宿泊しました。何かフィリピンを彷彿とさせる感じ。Kingfisher Bay Resortの森の中感はなく、島の西側と東側は植物の生態系が異なるようなのでそのせいかな。2019年~のBlack Summer(オーストラリアで発生した超超大規模な山火事)の時にK'Gariもめちゃくちゃ燃えたそうです。

 

2日目は75マイルビーチを爆走です。砂の島ですがこの辺りはコーヒーロックという岩(砂岩らしいですが)がありました

 

Pinnacles。Butchullaの女性の成人の儀式がおこなわれる聖地

 

Champaigne Poolへの道から、Indian Headを望む。何でIndianかと言うと、当初の入植者がButchullaの方々をIndianと呼んでいたから、とのこと、、、呆

Champaigne Poolは日本では絶対遊泳禁止になるであろうゴリゴリゴツゴツの岩でできたプールです。夫がここで貝殻拾いに目覚める。小さな魚もたくさんおり、きれいでした。途中から若者が大量にやってきてビーチボールとかを始めたので安寧を失いました

 

Mahenoという豪華客船の廃(wreckって何て言うの?)。この船の説明を聞いている間にバスの中で寝てしまった

 

Red Canyon

Eli Creek。数100メートル上流からプカプカとビーチ方面に向かうのが最高!でも浅すぎて夫と私はお尻が床について時々進まず、貴重品も水浸しに。浮き輪持ち込みをおすすめ!

 

この日は私たちのパッケージではバスに再び乗り込みKingfisher Bay Resortに戻り、フェリーで本当に戻り、17時半過ぎから車をかっ飛ばしてサンシャインコーストに戻って英語の塾に参加しました(何も頭に残らなかった、、、)。もう1泊するパッケージではRainbow Beachのリゾートに宿泊するようでしたよ。

 

仕事を結構休んだので、明日からの復帰がどうなることやら。夫は日本に向かっており、何で独りでオーストラリアにいるんや?との自己への問いが止まりそうにありません。

IELTSもう一生受けないぞ

今週のお題「卒業したいもの」

 

先週は体調不良で金曜日~土曜日にぶっ倒れ→日曜日にIELTSのReadingのリテイクを受けてきました。結果、7.5から8.5に!本当に点数はトピックによりますね。

 

 

友達にわざわざこの画像送り付けて「お願い!!褒めて!!!」っつって(うぜ~)インスタにもためらいなく投稿し、テンションアゲアゲでした。

 

というわけでこれにてオーストラリアの永住権を申請できることになるので、ていうか次に受けたら絶対WritingとSpeakingのスコア下がるので、IELTSはもう受けません!卒業!これまでのIELTSジャーニーは下記の通り。

 

2016年Academic L9.0、R8.5、W7.0、S7.0 OA8.0

2021年Academic L8.0、R8.0、W7.0、S7.0 OA7.5

2023年General(Progress check、非公式) L8.5、R9.0、W 7.0、S 7.5 OA8.0

2023年General L8.0、R9.0、W7.0、S7.5 OA8.0

2024年Academic L9.0、R7.5→リテイク8.5、W8.0、S8.0 OA8.0→リテイク8.5

 

勉強方法はこの記事この記事、WritingとSpeaking8.0を取得後のウザいテンションの記事はこちらこちらに。8.0に勝手に盛り上がる記事、今回で3回目www

 

 

永住権に向けた次のステップはAustralian Association of Social Workersのスキルアセスメントですが、この申請がまた面倒で…紙ベースで全てJP(Justice of Peace)によるcertifed copiesを求められます。日本で言う公証の軽いバージョンというか、オリジナルの書類をいじることなく作成されたコピーですよということをJPに確認・証明してもらいます。

 

例えば私の大学院の成績証明は、My eQualsという大学が使用しているオンラインの証明発行サービスにログインしてスマホ・PC上で表示し、印刷したものがMy eQuals上のものと同じであることを確認してもらう必要がありました(何言ってんのか自分でもわからん)。そして、、、私は学部の専攻がSocial Workではなかったので、日本の大学の卒業証明を求められており、その原本は、、、日本にある。つまりJPに原本を確認してcertifyしてもらうことができないのです!!

 

というわけで夫が4月の卒業式に合わせオーストラリアに来るので、それまでスキルアセスメントは保留ですな。

 

 

そして次の関門はポリスチェックです…私は過去10年でフィリピンに1年以上滞在していたので日本、フィリピン、オーストラリアのポリスチェックが必要です。これの取得には1年くらいかかるんじゃないか(笑)と見積もっています。何せフィリピンには申請書類原本を郵送しないといけないのですよ、そうでなくても行政は本当に動きが遅いので、書類がなくされるリスクも高いです。そして夫は日本の無犯罪証明書が必要で、日本の警察署が意味不明に「警察証明書が必要であると名指しで記載された証拠を出せ」と言われているそうなので、次のビザエージェントさんに一筆書いてもらうことになるかと。

 

卒業生ビザのエージェントさんには5月末締めのラウンドに提出しましょうと言ってもらっていましたが、上述の関門がなかなか厳しく、卒業生ビザも3年分出たし焦らずコツコツ取り組もう~と思っています。35歳以上は永住権申請できないとかいう政策に急にならないといいけど、、、(私もあと1年留学が遅れていたら卒業生ビザ発給されなかったので、それを考えると本当に今の状況ってありがたいことなんだなぁと思います。毎日疲れ果てて不機嫌なのですが、それはそれ、これはこれwwww)

 

今週末はゆっくりできたので明日から元気に働けますように。。。

仕事1か月半経ったで~と続IELTSなど

1週間が長い長い。なのに積み上がっていく業務量。

 

私は児童保護分野で働いており、クイーンズランド州のChild Protection Actに基づき、一定のアセスメントで「重大で有害な危害を加えられた・もしくは危害を加えられる可能性が高い」とされた子どもを「保護」し、基本的には親元で暮らせるようになる可能性が低い子ども達の保護者代わりの権力をもって仕事しています。は?って感じですが、まぁ人の人生に口出しして大いに嫌われる仕事って感じかな☆

 

とても素晴らしい人たち(Carerと呼ばれ、Parentの代わりに行政から一定の権力を与えられ、子どもを養育する人たち)に出会う素晴らしさと、行政という権力があるからこそ提供できる支援と、何より色んなことを経験した後に周りに支えられながら育つ子ども達の成長を見られるrewarding具合と。もちろん権力を持つ側の立場であることを強く意識し、それが暴力とならないように気を付けないといけません。

 

一方で、自分の過去のおこないを認め必要な支援に手を伸ばすことができない人や、行政が関わってくることに嫌悪感を隠せない人など、「こうしてくれたらハッピーエンドやのに!」というシナリオ通りにいかないことも多く(自分が他人をコントロールできるなんて思ってもいませんが)、自分に対して攻撃的な人の憎しみを自分事にしないようにすることが今の課題です。攻撃的な人と会うってわかっているだけで夢に見るしお腹壊すし、先日は動揺している私を見た上司がミーティングをキャンセルして私のアポイントメントに同行してくれましたよ…「あなたが腹を壊してパンツを汚す羽目にならなくてよかった」と言ってくれました。よかったねマジでw

 

その上司が上述の攻撃的な人に対して、「もしかしたらさくのlanguage barrierが原因だったかもしれないね」と言った点にモヤモヤしているので、今度supervision(上司や外部の人と自分の実践について振り返り整理する時間)で伝えようと思います。その問題点は、①そもそも攻撃的な人は私の言語について文句を言っていたのではなく、上司の指示で私がかけたくもない電話をかけその人に不安をもたらしたことについて不満を持っている、②ていうか私の英語ファンタスティックやのに(笑)他人の前で私の英語力を蔑むなよ、③攻撃的な人に「さくは英語が下手だから苦情を入れてやろう。そもそもそんな英語力の職員よこすなよ」と考える余地を与えてしまう、ということだと考えています。②に関しては、私が自信がないため「英語話すの心地悪い」と以前その上司に言ってしまっていたことで、上司の中で「さくの英語sucks」という位置づけにさせてしまったのかなと反省していますが、私がlanguage barrierを挙げるのはいいけど上司は言ってはいけない。同じチームのアジア出身の友人にその話をしたら、「私も前の部署で似た経験をした。自信がないのとキャパがないのは違うって上司に伝えるべき」とアドバイスをしてくれました。そうよ、私の英語はphenomenalなのよ…(職場の同僚が言ってくれて超気に入っているフレーズ、「Your English is phenomenal」笑)。

 

まぁそういう感じで、この仕事は2年続けて是非他の仕事につなげたいなと日々思っていますが2年も持つか…?へとへと。

 

ほいでにー(大好きな兵庫県丹波市というところの大好きなおじちゃんが使うコテコテの単語。訳:「それでね」。関西弁で「ほいでな」、「ほんでな」、などの応用あり)、英語力の話です。

 

しつこいですがこないだ受けたIELTSアカデミックテストで苦手なSpeakingとWritingで8.0というレジェンダリーなスコアを獲得しました。これはAustralian Association of Social Workers(AASW)のスキルアセスメントのためだったんですけど、本当は全科目7.0でよかったんです。

 

スキルアセスメントというのは永住権申請のために必要で、私はソーシャルワーカーというオーストラリア政府が移民にやって欲しい職業に就いていることから永住権に申請でき、そのためにはAASWによる「この外国人、ソーシャルワーカーのスキルありますよ」という証明をしてもらうというのが要件なのです。何でAASWによるソーシャルワーカー養成認証機関を卒業しているのに再度スキルアセスメントを受けないといけないのか意味不明ですが、このIELTSアカデミック全科目7.0というのが多くの人にとって鬼門となっているらしいです(上述のチームメイト兼友人アジア人は、大学院入学時にはIELTS要件をクリアできず、追加で2コマの授業を受けることで英語テストを免れたのですが、卒業後もどうしても全科目7.0を取れず、別の方法で永住権を検討しているらしいです。ちなみに彼女が大学院に入学したのは4年くらい前で、当時は全科目6.5もしくは関連科目2コマ受講で入学できるという条件だったそうですが、今は全科目7.0で他のブリッジングコースはないと私は理解しています。が、違ったらごみん)。

 

ほいでに、私は永住権申請にはIELTSジェネラルじゃないといけないと思っていたんですよね。皆さんご存じでした?アカデミックでも移住目的に使えると!!!(例外あり)私はそれを先日金曜日に知り、「え??それなら謎の(←プライド高い)7.5のReadingだけリテイク(再受験)して8.0以上に持って行ったら、英語ポイントが10から20に上がるやん!!」と急に永住権が視野に入ってきたのです。というわけで来週末にReading受けてきます。

 

というわけで、10万円以上した英語塾(Writing用)、マジで入らなくてよかったなーと懐寂しく感じています。そもそもは永住権申請には絶対8.0が必要と言われていて入塾し、その後7.0でも申請できるとビザ代理店に言われ、「でもでも8.0取れたらレジェンドやし」と自分を保っていたら、受講開始前にレジェンド達成したっていう。さらにジェネラルで8.0は未達成だから頑張ろう、と奮って参加していたら、アカデミックのスコアをそのまま永住権に使えると発覚。そして受講が開始したのですが、受講すればするほど「8.0はもう二度と取れないな」と思わされる感じ。私がこれまでいかに野生の勘でWritingをこなしてきたかを思い知らされ、今回の8.0を最後に、二度とIELTSは受験したくないぜ、、、という悟りに至っています。

 

ワイルドWriting 8.0を達成し、私天才肌なんですって言うつもりはないですが時々私天才かもって思う瞬間があり(言うてる)、でも英語に関してはやっぱり人生でどれくらい英語にexposureがあったか・今あるか、がテストに反映されると思っています。だから私は英語を他の人に教えることは絶対できません。下記、ラショナルなんですけどワイルドアピールが続きますのでイラっとさせる可能性大、読まないで結構ですww

 

例えば私はもうアラフォーです。今日本在住で、現役でオーストラリアの大学院に入りたい人とは15年近くの差があり、その間私はかなり英語に触れる機会が多くありました。フィリピンに3年住み、その間は業務のほとんどが英語で、契約書や政策などを英語で読み込んでいました。その状態で2016年に初めてIELTSを受験し、あまり対策をせずL9.0、R8.5、W7.0、S7.0でした。だから7.0未満を経験したことがなく、W7.0が鬼門となっている人の苦労がわからない、何故なら7.0以上のレベルになって初めてIELTSを受験したから。なので23歳とかで英語で業務をした経験がないのに7.0を目指す人、めっちゃすごいですよね。そんな人に私が知っている英語の知識を伝達することはできません。

 

そもそも高校から英語スパルタ学科に入り、そこで他の人が脱落していく中英語関連の教科ばかりを履修し、大学入学時には一番上の英語クラスで、唯一帰国子女ではないメンバーでした。大学を卒業し、ワーホリに行った時には「何でそんなに英語が上手なの?」と他の日本人に羨まれましたが、「あんた達が大学生や社会人としてまともにキラキラ生きてきた間、私は根暗で初任給3万円とか(※大学卒業時の就活が苦手過ぎて現地採用)で地べた這いずって英語学んだんだよ!!」と言い返していました。

 

そして今、IELTSに苦労している日本出身の友人たちに「何でそんなに点数取れるの~」と言われますが、「大学院行って嫌になるほど論文や本読んだらリーディング伸びるよ」、「毎日児童保護に関するケースノート書いてたらライティング8.0になったよ(安定して取れる可能性は低いが!)、自分のコミュニケーションに色々な責任が伴うとスピーキングも爆伸びするよ」と伝えています。役に立たね~

 

なので、IELTSは対策を執るというよりガチで英語環境でヒィヒィ言いながら何とかサバイブしていたら点数もついてくるよ、と思うのです。私と同じ人生を送ってきた人なんて他に1人もいないから、私の知識や経験に基づいてIELTSのコツを他の人に伝えることなんてできません。

 

っていうワイルドがり勉アピールでした!

ランナーズハイが終わった感じ

1月12日にサンシャインコーストに戻り13日に家を見つけ15日から勤務を開始するという順調な滑り出しの新生活でしたが、その後

 

  • 卒業生ビザの申請に心を砕かれる
  • 落ち着いたかと思った家を退去して欲しいと言われ、即効新居探しをし、1週間で引越す
  • 新居のネット環境が最悪で病む
  • 永住権にIELTS全科目8.0が必要と言われかなりの金額の英語塾への入学を決めた直後に「やっぱり8.0なくて大丈夫」と言われ心を砕かれる
  • 就職先で2週間の濃厚なトレーニングに参加し全てに嫌気がさす
  • 永住権にIELTS Academicも必要とわかり受ける
  • 卒業生ビザが出た日にIELTSの結果が出、何とスピーキングとライティングで8.0を達成
  • 色々辛くてハイだったのが、緊張が切れて鬱気味になる←今ここ

 

でございます!

 

卒業生ビザ

35歳未満しか卒業生ビザを申請できなくなるという政策が発表されヤキモキしていた私。エージェントさんの読みとしては「すぐには35歳未満要件は導入されない。IELTSの要件(必要スコアが高くなる)の方が早く導入されるからあなたのビザは優先させていない。落ち着け」と言われ、その他色々コミュニケーションが上手くいかず、失わなくていいお金を失う羽目になるなど、かなりストレスでした。なかなか申請が進まず、オーストラリアに戻ってからのこの1か月はめーーーっちゃ長く感じたー!で、一昨日やっと申請してくれたのが一昨日中に降りたらしく、無事に3年間のワークビザを手に入れることができました。日本人(日本に住んできた人?)は健康診断も不要だから自動配給みたいな感じらしいです。

 

永住権

私ポイントスコアが低いのですよ。というのも年齢も33歳を超えているし、英語とスキルのない夫がいるので、若くて独身の人が得られるポイントが付かないのです。それでエージェントさんには「さくさんがIELTS全科目8.0取ってパートナーポイントをリカバーするしかないですね~」と数か月前に言われていたので、頑張って勉強せなあかんなぁ~と思っていたのです。

 

卒業生ビザ用のIELTSではWriting 7.0、Speaking 7.5だったので8.0への道のりは遠い、収入が入るようになったので英語の塾に通うぞ!と一念発起し無料体験を申し込んだところ、「今日から1週間以内に申し込んだら料金1割引」とのこと。そしてビザエージェントさんに「英語の塾行きますね」と連絡したら「ん~?8.0なくてもEOI提出できるかも?もう1回計算して折り返しますね」→折り返し来ず、1割引きに目がくらんだ私は「どうせ8.0要るんやろ」と思い英語塾に申し込み。しかし申し込み後に「今のスコアでもEOI出せますね、8.0要らないです」と言われ、落ち込む。まぁでもさ、日本生まれ日本育ちの私が8.0取れたらめっちゃすごいやん?めっちゃ高い受講料やけどその栄光のために勉強頑張っちゃうしかないやん?と自分を落ち着かせようと試みたところ↓

 

IELTSアカデミック

永住権EOIにはソーシャルワーカーとしてのスキルアセスメントが必要で、そのためにはAustralian Association of Social Workersが設定しているIELTSアカデミック全科目7.0という要件をクリアする必要があります。まぁ7.0未満をスコアしたことはないので受験するか、と先日ブリスベンに行くついでに受験したら、、、

 

Listening 9.0!Reading 7.5!Writing 8.0!Speaking 8.0!

 

え!?ライティング8!?スピーキングも!!??

 

え!!??リーディング7.5!!!???

 

ライティングもスピーキングも過去最高、そしてリーディング過去最低!!笑

 

いやーびっくりしました。きっとまぐれなのですが、ライティングは英語塾の無料体験で受けた至極真っ当なフィードバック「聞かれていることに答えろ」に従ったのが上手くいったのかも(これまで、自分の得意分野に話を持って行って語ることが多かったので…)?Task 2が「両方の視点と自分の意見を述べよ」だったのもやりやすかったかと。To what extent質問苦手。正直、12月のジェネラルに比べて見直し・修正の時間が足りなかったし期待していなかったのですが、、、ジェネラルで発揮しようよ、そのまぐれ。

 

スピーキングは何かExaminerと喋りにくかったのですが、最後に「大企業は責任ある行動をとるべきか?」という語りやすい質問があり、「Yes they should! Because consumers are enouraged to buy their services and products based on the marketing strategies of these corporates, and what they purchase will greatly impact our society. It is a cycle where big companies...」と急に流暢に喋ったのでExaminerが半笑いになって止めてきました。それで苦手なFluencyのスコアが上がったのかな?

 

どちらにしろ、オーストラリアで初めてIELTS受験したのですが、日本より採点が優しい気がしました。。。というわけで、英語塾行く前にライティング8.0取れましたやん!ズッコーとなっているところです。

 

新しい家

4週間だけ住んだ家ではオーナーが高給な仕事を辞めてしまい、家全体を貸し出すことになるとのことで引越しが必要になりました。優しいグランマがサンシャインコーストの賃料爆上がりに影響され一部屋貸し出したいとのことで、少し高めですが間借りをすることにしました。

 

しかしここで大問題発生。グランマのネットは日々のインスタ(孫の投稿とかをチェケラする)やメールを見るだけ用のポケットWiFiで、私がYouTubeポッドキャスト、仕事用のメールを開くと機器がシャットダウンするのです!!!私はもう二度と引越したくないけれど、日本の仕事もパートタイムでやっているので、「申し訳ないけどネットがないなら引越さないといけない、NBN(オーストラリアのネット配給?まさにネットが遅くてWikipediaも開けないので説明できないwww)を開通して欲しいけどそのために家賃を上げられても引越します」という鬼のような交換条件(何と?)を出したら、せっかく落ち着いて住み始めたよき住人である私を手放したくなかったらしく、頑張ってNBNを手配してくれました。でもNBNの導入にはテクニシャンが必要で、まだ私はYouTube見れてません。

 

……ここまで書いていて、隣に座ったグランマが亡くなった夫さんとの馴れ初めを語り出し、それが衝撃的(近所の夫婦とスワップした:ママレードボーイかよ!)だったので?、仕事とランナーズハイ終了鬱状態について語る元気がなくなりました。それは次回。

やっと激動の1月がおわた

まだ2024年が1か月しか経っていないなんて信じられないくらい長~いひとつきでした…。姪っ子含め実家メンバーと公園をウロウロしていて、ベンチに座った夫が「何かフワフワする~座ってみて」と言うので何やこいつ酔っとんかと思って座ったら長周期の揺れを感じたのがつい1か月前だなんて。

 

前回の記事の通り就職をして3週間が経ちました。2週目には「給与システムに登録されていないから給与出ないよ」と言われ大騒ぎ、しかし他のスタッフの中には6週間も無給で働いていた人もいると聞いて呆れること宇宙のごとし!例の仕事しないアドミンのせいでタダ働きを強いられる職員たち…中にはいつまで経っても支払われないので「もっと自分を大切にしてくれる職場に行きます」と去っていった人もいるとか。私はラッキーで、チームリーダーも実習時のスーパーバイザーも大慌てでアドボケートしてくれたので、数日遅れで給料が振り込まれました。その金額を見てニヤニヤが止まりません。

 

まだ卒業生ビザが落ち着かないのですが、ビザエージェントさんは「卒業生ビザの年齢制限よりも学生ビザの英語要件(IELTSの水準が0.5か1.0上がるとか?あと低レベルな大学が何とかかんとか…それは卒業生ビザの方か?どちらにしろサンシャインコースト大学ヤバいやんw)の方が早く導入されると見込んでるから落ち着いて~」と言います。確かにMigration Strategyを見ると、卒業生ビザの変更は2024年度半ばと書いていますね。それを信じるかどうかの話でもありますが。

 

今回のビザビザパニックで色んなエージェントさんに連絡をしました。大体皆さん丁寧にご返信を下さるのですが料金も様々で。中には「今すぐ申請した方がいいですよ!」とおっしゃる方もいれば、「変更はまだ正式に法令化されていないので何とも言えませんが早く出したいなら手伝います」という方も。結局元からご相談していた方にお願いをすることになったのですが、その方が先日急に電話を下さり

 

ソーシャルワーカーに結構永住権が出ているので、卒業生ビザ申請直後に190と189のEOI(Expression of Interest)を出すといいのではないでしょうか?そのためにはAASW(Australian Association of Social Workers)のスキルアセスメントのためにIELTSアカデミックで7.0を取って下さい

 

とのこと。えーーーアカデミック!?7.0なら大丈夫やと思うけど…「夫の英語ができない分を私がジェネラルで8.0取らないといけないっていう条件は関係なくなるってことですか?」と聞き返したら「あぁーポイント計算し直さないといけないですね、折り返します」と言われ、そのまま連絡がない~るるる~

 

実はお給料が入り出したのでIELTSのライティング講座に定評がある某サービスに問合せをしました。相談したところ、ライティング8.0は無理ではないと思いますよ~とのことだったのですが、、、もし8.0要らないなら受講しなくていいので、十数万円の受講料をセーブできる。8.0要るならいち早く受講を開始して確実に突破したい。というキワキワの判断で、しかも問合せをしてから1週間以内に申し込んだら受講料割引、その期限が明日、なのに今日ビザエージェントさんと連絡がつかずもう週末が来てしまった、という感じです。るるる~

 

正直、今はお給料が入り出して気持ちに余裕があるので受講料払ってもいいか?という感じなのですが、万が一8.0が不要だった時には大きい金額だなとも思います。でもきっと8.0がある方がポイントが高くなって永住権に近づくのだろうな、お金払うことになるだろうな、とも思っています。ちなみに明日、夫に模擬テストを受けてもらって、万が一IELTS6.0取れるかどうか確認してもらいます。夫にIELTS講座受けてもらった方がいいかもな~

 

明日はフィリピン駐在時代の友人がメルボルンからサンシャインコーストに来ているので、マーケットとビーチに行ってきます!

静か~にソーシャルワーカーになりました

いつの間にか卒業し、オーストラリアでは認証機関でソーシャルワークを選考したら卒業と同時にソーシャルワーカーになれるので、私ソーシャルワーカーみたいです。

 

実習先に就職をしました。子どもの安全とウェルビーイングを最重要事項に働く機関です。

 

卒業書類を取得するのも、就職を決めるのも、もー何もかもが上手くいかなくて(いや本当は一部上手くいっているから今オーストラリアにいるのだけど)、2023年後期~今までずっとドラマクイーンです。ドラマクイーン期間を日本で過ごし、ストレスフリーとはいきませんでしたがこんなに家族と一緒にいられることは今後しばらくないのかなぁとしんみりしました。

 

しかーし、卒業生ビザの要件の1つである年齢制限が50歳から35歳になると発表され、その変更が適用されたら私は卒業生ビザを取得できず、今の学生ビザが切れると同時に国外退去、オーストラリアでのソーシャルワーカーとしての道は閉ざされます…そうならないといいけど。いつもドラマクイーンで大騒ぎですが、結局大丈夫なんでしょう!

 

就職は意外とスムーズに決まりました。

 

1. 実習先が不人気な職場なので笑、実習をした学生を積極的に採用している。実習をした学生へのパスウェイでは面接も何もなく、ただ卒業証書と成績を提出すればよかっただけ!しかし年末年始の長期休暇では就職先のリクルートチームも動かないことから、1月半ばのオーストラリア帰国と同時に就職をするためには、早めに上述書類を提出する必要あり。そうなると大学の規定よりも早めに「early release of grades」を申請することになり、アンプロフェッショナルな大学スタッフとひと悶着。

 

2. 実習先機関は不人気ではあるものの、実習先のセンターそのものはすごく人気らしく、「空きはないから他のセンターの希望を出せ」と言われる。その間、ずっと私の大学がある地方のリクルートチームからド田舎を推され(実習中から推されていて永遠に無視していた。卒業直後の外国出身で脆弱な自分が何もない田舎で独りで勤務することはリスクでしかないので)、もうこのリクルートチームとは関わりたくないと思い、サンシャインコーストとは全然違う、行ったこともないToowoombaを希望に出す。そうしたら翌日に「あんたの実習先のセンターに空きがあるよ、即日開始でよろしく」と本部リクルートチームから連絡が来る。「即日だったら私は日本にいるので無理です」と断るw、そうしたら実習先センターのマネージャーから直接「空き出たよ~」と連絡が来る、「あ、即日開始らしいので断りました」と伝える、マネージャーから「あ、ごめん即日開始って言ったのは私。混乱させてごめん、いつ開始できる?」とさらに来て、1月半ば開始でOKもらえる。これが12月半ば。

 

3. それから2週間以上、就職を確実なものとする連絡が来ない。センターのアドミンの仕事が遅く、メールに返事がないので申し訳ないがマネージャーに連絡する。そしたらアドミンから「ごめん、私今週金曜日で異動になるからバタバタしていて連絡できなかった。私の理解では学生ビザの人は学業期間外には働けないはずなのだけど、また学生をするの?それかワークビザを提出して」と言われる。何やねんこいつ学業期間外だけフルタイムで働けるねん、何をシロウトが訳わからん話してんの?とガン切れで「それは誤解ですよ~」と返事する。そして別の人(センターの外のアドミン?)から、同じメールが来る:「ワークビザを提出してもらえないと雇用できない」と。この時点で地元関西を出る前日。夫と2人で過ごす最後の1日だったのに朝から涙が止まらず、センターのアドミンへのメールをさらに具体的に、色々なソースからバックアップ情報を入れて送り返す。そしたら「雇用できます♪」と返事が来た。どうやらセンター内外のアドミン同士で全然コミュニケーション取っておらず、私の過去のメールも全く参照せず、テキトーな返事をしてきていただけだった。そしてセンターのアドミンは異動していったバイバーイ。

 

こういう、「ググれカス」案件が結構多いオーストラリア。こんな無知なアホどものせいで簡単に就職がおじゃんになりかねない、それが脆弱な外国人の立場ですね。気を確かに、証拠とゴネで武装して闘わなければならないというのは、先輩在豪日本出身者が口を酸っぱくして教えてくれていることですが、それが如実に表れた案件でした。

 

4. 火曜日に関西→関東、水曜日に羽田→シドニー、水曜日~金曜日にシドニー観光、金曜日にサンシャインコースト到着、そして土曜日朝に家を決め、日曜日にAirbnbから引越し、月曜日から勤務開始。忙しかった、、、明日初めてのんびりできます。

 

5. センターの元アドミンに「旧姓で勤務したい」と伝えていたのにそいつが仕事をしていなかったため、法律上の姓を用いたシステムログイン情報が与えられる。マジこいつ何で給料もろてんの?(書きながらはらわたが煮えくり返って口悪い)

 

…とまぁビザと、仕事が期限付き契約職員であるということが不安要素ですが、何とかお金を稼ぎ始められました。嬉しい~~~

 

人気のセンターに就職できたことは本当にラッキー&光栄です。でもこれは私の実力というよりは周りのサポートのお陰で、実習中からスーパーバイザーが私のいい噂を流しまくってくれていて、「さくっていう学生めっちゃええらしいで」との話が流布された結果です。スーパーバイザーが元英語講師なので私の第二言語での努力を評価してくれること、ベラベラ喋って皆にストレスを与える別の学生が同じチーム内にいたことから私の静かさ(=つつましやかさと解釈されたw)がハイライトされ好かれたこと、など。ちなみにベラベラ喋る別の学生は、同じ地域の別の建物の部署(管理部門系)で就職したそうです。就職できてよかったやんwと思いましたが、センターで働く人たちはその建物での仕事を「つまんねー」と少し見下し気味で、「あの子はあの性格やからセンターでは欲しくなかった」と見なされているそうです。怖いね~(と言いつつ同じ職場にいなくてよかったと思っちゃう。やっぱりライバル心出ちゃうから…)

 

あまりに「さくは実績があるから早く戻って来て欲しいと思ったよ」「ポジションに空きが出た時にさくが一番に候補に挙がったよ」と言われ、私…そんなに優秀になったこと人生でないんですけど…とビビり倒していますが、きっと日本で培った真面目にコツコツな仕事スタイルがオーストラリアでは評価されるのでしょう。そう思い、何も今以上に無理する必要はないけど(私はEmotional Intelligenceが低めで人間関係もなかなか築くのが難しい、ソーシャルワーカーにとって壊滅的なのでそこは改善を続けたい)、目の前にあるタスクに取り組んでいこうと思います。

 

皆さまよい週末を~。