編(アム)

オーストラリアでソーシャルワーカーになった中年の話

ソワソワ1週間

前回の記事でお話した通り、月曜日にオンライン面接を受けました。面接の招待メールにいくつか添付ファイルがあり、その中には何故か私の履歴書(笑)、ケーススタディと複数の質問、団体の大切にしていること、そして募集要項が。そして本文には「面接の15分前に質問を送ります」と書いている…ん?もう既にケーススタディ送ってきちゃってるけど大丈夫??

 

その時に3人からアドバイスをもらい、超~~面接苦手が参考にさせてもらったのでここで紹介します。

 

①チームマイト

とても喋るのが上手だしめちゃくちゃ優秀で能力と経験があるので参考にならないわと思いつつ、、、彼女は今のポジションを得るために3回面接を受けたそうです(最初のアドミンポジションの採用時、そのアドミンポジションが消失したので今のチームに異動した時、そして今の役職を有期雇用から無期雇用にアップグレードした時)。その際に、募集要項の「この仕事はこういうことを大切にして、こういう人を採用したい」と書かれていることに全ての自分の回答を関連させたとのこと。

 

まぁ当たり前っちゃ当たり前ですが、面接苦手民の私はワーキングメモリーが異様に劣っており、話しているうちにどんどん逸れていって「あれ~何を聞かれてたんやったっけ~ X0」となりがちなので、「この職場はどういう人を求めているのかな?」と頭に入れておくということ。そのために応募先のカルチャーやビジョン、価値観をしっかり確認しておくこと。そして求められている人物像に自分が近いということを示す経験や特性を交えた回答を念頭に置くこと。というのは良いアドバイスだと思いました。

 

②チームリーダー

直属のボスです。「応募してレファレンスに書かせてもらったからよろしゅう」と伝えたら「えー!うーん、応援する!」と言ってくれた後、月曜日に面接のために半休を申請したら「もしかして…面接決まった?」とフォローしてくれ、「私面接めっちゃ得意やけどさくは?え?苦手?tipはね~」と教えてくれたのが下記。①と似てます。

 

大体事前に質問が送られてくる(のが普通らしい。オーストラリアでは?欧米ではなのか?)ので、それら全てにささっと目を通して、全部の回答に自分の経験を落とし込むことが大切だそうです。「私だったらこうする」ではなく「私が似た状況に陥った時はこう対応した」と、セオリーではなくプラクティスに基づく回答をしろ、とのことでした。たくさん質問があったら全ての回答を用意することは難しいので、「これはメモ取らなくても大丈夫」という質問はほっといて、少しトリッキーな質問だけ、経験を踏まえた回答を用意するとのことでした。

 

③友達

時給150ドル稼ぐ(個人事業主なので年金とかを考えるとそんなに高額ではないと本人は言うけど)超優秀で経験豊かな友達に助けを請いました。彼女に応募先の募集要項を送ると、「なるほど、このプログラムを実施してた別団体で働いてた。ちょっと待ってな」と返事をくれた1分後くらいに4つの質問が送られてきて、「大体こういう内容から大きく逸れた質問はないと思う。これをSTARメソッドを使って回答するといいよ。私条件合わなくて断ったけどすごくやりたかった政策関連の仕事、これで採用された」と。

 

めっちゃ信用できるー!ありがとう!と言ったものの、質問難しすぎて、これに対応するには準備めっちゃ大変や…!全然答えられへん!!笑と委縮しました。

 

STARメソッドは「Situation/Task/Action/Result」に基づいて回答するもので、behavioural interview questions(行動に関する質問)、つまり「こういう時どうする?」という質問に対応するものです。②のボスの話と同じですが、自分の経験を踏まえた回答をSTARに沿って説明できると状況説明が上手くいき、説得力が出る、というもの(だと思う)。例えば「ケースロード(担当案件数)がものすごくて、予算などリソースが不足している時、どうマネージする?」という質問に対し、「【Situation】私の今の仕事では〇人を担当していて、そのうちとあるクライエントがこういう状況にありました。【Task】私の任務はこのクライエントと~~することで、【Action】そのためにこういうステップを踏んで対応しました。【Result】その結果、そのクライエントは××となりました。この後、こういう学びを得ました。」【Action】部分では限られたリソースを上手く活用できたことを強調するとよいですね。あと、友達は某AIにステップを聞いた、と言っていました。笑

 

というわけで先週末は、とにかくどういう仕事なのかを募集要項やウェブサイトから想像すること、求める人物像と自分の人物像が重なるということを図式化、そして友達がくれた質問について悶々考えること、を作業しました。また、私が応募しようとしている役職はとある政府事業に基づくものなので、政府が公開している業務マニュアルや他の団体の同じ役職の募集要項などを見つけて知識をつけました。また、これは質問されなかったけど、そのフィールドでの問題点(政府の予算はどう配分されているのか?日本ではどうなのか?など)も考えておきました。

 

そして迎えた面接当日、15分前に送られてくるはずの質問が3時間前に送られてきました。めっちゃ準備する時間あるやんwww

 

友達の予想質問は1/3がピッタシのものでした。それ以外は「ひぇ~この質問は予想外~」というものに関しては緊急に調べまくって、メモをWordに入れてタブレットで回答したい内容を箇条書き表示しました。

 

そして面接時間が来ました!そして「今から自由形式で話してください」と言われ、ヒェー!心掛けたこと:

  • Acknowledgement of Country
  • 最初に応募動機、自分の中のgritとこの仕事がいかに合致しているかを説明
  • STARメソッドで優秀さ(優秀じゃないけどw)だけでなく自分の芯についてもちょこちょこアピール、自分が大切にしていることを先方がどう見ているかをチラチラ確認

結構いい感じに終わったと思います。「すごくいい面接だったから今日の午後にレファレンスチェックに進みます」と言ってくれた!…けどその日中にはレファレンスの人たちには連絡が来ず(ボス達もソワソワ)、結局2日後に私に「レフェリーを登録してください」というメールが来て(だから履歴書にレファレンス先を勝手に書いたけど、その情報は使われなかった)、その後ボス達に連絡が入りました。

 

ボス達も最高のレファレンスをくれたはず!

 

そして面接の最後に「今週中に他にも面接が入っているので、その後決めます。今週中に結果をお伝えします」と言われた………のに………連絡来ませんでした。あーーーソワソワする!

 

ボスも「連絡は来たか、まだか?うーん、losersに先に残念なお知らせをするはずやから、you're the winnerちゃう?」と言ってくれ(本当口悪いwww)、ソワソワ。

 

金曜日中に連絡が来ませんでしたので、月曜日まで待つことになりそうです。あー気になる!