編(アム)

オーストラリアでソーシャルワーカーになった中年の話

サンシャインコーストでの暮らし【家編】

2022年にサンシャインコーストに引越してきた私は合計4軒の家で間借りをしてきました。年々、それどころか月々家賃が上がっていくクライシスの中、家があるだけでもありがたいんだけど、家賃が生活費の大半を占める生活はやはり日本とは違い、心もとないですね。

 

1軒目:190ドル/週 

ブリスベンに住む友人に助けてもらい、Flatmates.com上で目星をつけていた家巡りをし、その日のうちに決めた家です。

  • ワーホリ時代にメルボルンで175ドル/週とかで住んでいたので、200ドル以上は出せないぞ、、、ということでここ以外ほぼ選択肢外でした。
  • クイーンサイズベッドと机 だけで部屋はパンパン
  • 窓が小さく風通りも悪いのでカビっぽかった
  • バス・トイレは他2名(別室のカップル)と共用、トイレ危機が数回ありました。
  • 全員アジア人(タイ、フィリピン、ネパール、日本)で、コーカサス系の人への苦手意識克服ならずw
  • オーナーがFacebook Marketplaceで出品するくせに全然家にいなくて、顧客対応の手伝いをさせられた(笑 嫌だと伝えたらお願いされなくなった)。
  • 共用部の掃除分担があいまいで、私は週末1.5日しか時間がない一方、カップルの方は平日が休みのため(いや言い訳ですけど)、先方への負担が大きくなり、途中から嫌なムードに。そのコミュニケーションのあり方に疑問を持ちながら暮らしていたところ、2軒目に入居しないか?と声を掛けてもらい、引越し。
  • 私が引越した後、家賃が195ドル/週に上がっていた!爆

 

2軒目:200ドル/週

  • たまたま授業を一緒に受けていて意気投合した香港人のカウンセリング大学院生Tちゃんが、「シェアメイトが出て行くんだけど一緒に住まん?」と聞いて来てくれて、その瞬間に内見に。
  • オーナーが2階、テナントが1階に住む構造で、1階には大きな2部屋と広い共用部。バス・トイレは2人だけでシェアするため、トイレクライシスの可能性が減りました。2部屋の間にパティオがあり、窓が2つでとても風通しが良く、また古いお家で個性があるのが良きでした。
  • Tちゃんとは色んな問題についてあーでもないこーでもないと話せる間柄で、家の構造上風通しが良い分、例の虫Gがよく発生するもので、2人でギャーギャー言いながら対応したのもいい思い出です。
  • オーナーもNo dramaなTちゃんと私の組合せをとても喜んでくれていて、かなりきれいに家を保っていたため、「是非住み続けて欲しい」と言ってくれていたのですが、私が大学院修了後の6週間の一時帰国後に再度サンシャインコーストに住む可能性がどれくらいのものか見当がつかず、退去となりました。
  • この家には今でも戻りたいと思っています。もしかしたら夫と2人でフロアごと借りるのもありかも。知人が来たら泊まらせてあげられるし。

 

3軒目:265ドル/週

  • 1/10にオーストラリア(シドニー)へ戻り、2日間のシドニー散策の後、1/12にサンシャインコーストへ移動、そして1/13にFlatmates.comとFacebook上で家のアポ3つを入れて1/15から勤務開始という強行突破スケジュールの中、1軒目でめちゃくちゃいい物件が見つかったので住みました。
  • Palmviewという新開発されているエリアで、残念ながら個性はない新しい家のうちの1つ。同居人は家のオーナーで、若いけれどたくさん稼いでいる上にテナント業でお金儲けをしようとは思っていない人なので「2人暮らしがマックス、それ以上はtoo many」とのこと。バス・トイレは自分だけで使えました(ゼロクライシス)。部屋はなかなか広く、ただ窓が小さかったので風通しはなく、エアコンをつけてカビ対策をしていました。エアコンもつけて良いなんて、本当にお金に無頓着なのねオーナーさん。
  • オーナーさんは元保護犬を飼っていて、このワンちゃんがなかなか私に慣れてくれず、ずっと吠えていました。まぁいいけど!
  • しかししばらく住んでいたところにオーナーからテキストで連絡が。「今の高収入の仕事を辞めることになった。私は実家に戻ってこの家を貸し出すことにした。もし750ドル/週を払って他のテナントを探してインターネットと光熱費を別途出すなら住み続けてもらって大丈夫だけど、そうでないなら他のところを見つけて欲しい。広告用の写真撮影が来週で、その2週間後から広告が出て、1か月後には完全退去してね」と!仕事でも色々バタバタしており全然安寧が訪れていなかった私、色々いっぱいいっぱいになって、車を運転しながら大叫びしました。

 

4軒目:300ドル→270ドル/週

  • またFlatmates.comの使用料を更新し、上述の連絡が入ったその日に3軒の内見をしました。夫が来た時に一緒に住んでもいい物件、となるとなかなか難しいし、金額が高くなるんですよね。
  • 内見したうち3軒目の、80代のおばあちゃんと住むことにしました。おばあちゃんもこのタウンハウスを借りているのですが、その家賃が急に300ドル/週ほど上がることになったので、急にテナントが必要になったとのことでした。
  • 部屋は狭いので机を置けないけど、別の部屋をオフィスとして使っていいし、バス・トイレは自分だけが使えます。引き続きゼロクライシス。
  • しかしおばあちゃんは他人と住んだことがあまりないので、バウンダリーが難しいです。文化に関する失礼発言(culturally insensitive)を連発するし、ちょっと認知機能が低下しているのかな?勝手に私のタッパーの蓋を捨てる事件連発、これは捨てないでと言っても直らないので、まぁしょうがないか、と諦めています。
  • 失礼発言に加え、最近おばあちゃんには彼ぴができて、その彼ぴが入りびたるどころか100%住むことになったようです。相談受けてないし、何かそのせいで不便なこともすこーし増えたので、家賃を下げてもらえるか交渉しました。この交渉も不快な経験となりましたが(あまり詳しく書くとばあさんのプライバシー侵害になるので省きます)、結果、下げてもらえて幸せ。機嫌よく暮らしています。

 

一軒家を借りている友人は週に640ドルを払っていると言うし、週350ドルとかのグラニーフラット(家の本体とは独立した形で敷地内に小さなユニットを建てる)でも「テナント1人しか受け付けません」という条件のものが多く、なかなか日本と同じスタンダードの家をオーストラリアで見つけるのは難しいですね。いずれビザが安定したら物価の安い田舎で一軒家か都会の1BRのアパートとかを借りるのが夢です。